懺悔文(さんげもん)について
「懺悔文(さんげもん)」とは、私たちが犯した過去の過ちを心から反省し、心を清らかにするための大切な言葉です。これは、仏教の勤行(おつとめ)でよく唱えられる短い偈文(げもん)で、仏様の前で自らの心を深く見つめ直す時間を与えてくれます。
この言葉は、単に「ごめんなさい」と謝るだけではありません。私たちが無意識のうちに積み重ねてきた悪行が、「貪り(むさぼり)」「瞋り(いかり)」「癡(おろかさ)」という心の三つの毒から生まれていることを自覚し、それらを乗り越えようとする決意を表します。
懺悔文の全文と意味
- 我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
- 私たちがこれまで犯してきた、あらゆる悪い行い。
- 皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち)
- それはすべて、私たちが持つ「貪り」「怒り」「愚かさ」の三つの心の毒から生じたものです。
- 従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)
- 体(行動)、言葉、心を通して犯されてきたものです。
- 一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)
- 今、このすべての悪行を心から深く反省し、懺悔いたします。
この懺悔文を唱えることで、私たちは過去の自分と向き合い、心を浄化し、新たな一歩を踏み出すことができます。仏様の教えを実践する上で、とても重要な意味を持つ言葉なのです。


コメント